AO-7でのレデューサー使用 (2005年3月15日 / 5月14日 / 5月18日)
RC(リッチー・クレアチン)の大口径・長焦点での星雲・星団の画像は
魅力的ですが、かなり高価です。

ですから、比較的安価なシュミットカセグレインを使って同様な画像を
撮影できないかと考えてしまうものです。

しかし、シュミットカセグレインで普及している製品は、f10くらいで少し
暗いのが難点です。暗くなると、それだけ撮影に時間がかかります。
そして、ガイドの成功率も低くなります。ですから、レデューサーを使用
したいところです。

そして、直焦点でもレデューサーを使っても、焦点距離が長くなると、
大気の揺らぎの影響も大きくなります。

そこを補正する装置として AO-7 が市販されています。
しかし、問題はレデューサーを使用しない設計になっていることです。
AO-7 の望遠鏡側にレデューサーを付けると、像が劣化し、周辺減光も
大きくなります。レデューサーの縮小率が小さくなるほど目立ってきます。

この問題を解決するには、AO-7 のカメラ側にレデューサーを取り付ける
しかなさそうです。

しかし、AO-7 のカメラ側は、カメラに直結か、D ブロックの M42P0.75
メスネジを使っての接続か、アダプタを自作するしかありません。

BORG 7522・7601・7508 のパーツを使って、OPTEC NextGen (2インチスリーブ
差し込み式のレデューサーで、ST シリーズ + CFW8A 用に接続するための
専用アダプタも用意されています)シリーズを差し込むためのアダプタを
作ってみました。

通常とは逆に、BORG 7522 の M42P0.75 オスネジを AO-7 に取り付けた
D ブロックのメスネジにつなぎます。そして、2インチスリーブに NextGen
をつないだ ST-10XME + CFW-8A を差し込み、固定します。

以下のような感じになります。

Ultra Wide Field 0.62×を入れています。Max Field 0.5×を入れる時は、
中間の BORG 7601 を外します。

接眼部全体の感じは以下のようになります(望遠鏡は LX200GPS-30 です)。

フォーカサーは OPTEC TCF-S で、3インチリアセル(2インチリアセルを
はずした、バッフル根本の接続ネジ)につないでいます。

これで、カメラも AO-7 もきちんと固定されます。

そして、全体は以下のような感じになります。

接眼部が重そうに見えますが、鏡筒バランスウエイトで前後のバランスは
特に問題ありません。また、鏡筒を動かした場合のカメラ等のズレも特に
ありません。

レデューサーを入れ替えれば、合成焦点距離 1524mm・1900mm と切り替え
られます。バックフォーカスが伸びる関係で、実際にはもう少し合成焦点距離
が長くなるでしょう。

問題は期待通りに撮影できるかどうかですが・・・これだけは、撮影できる日
を待つしかありません。

余談になりますが、こういった使い方は海外では普通に行なわれているみたい
です。ただ、接眼部が頑丈な鏡筒でないと難しいでしょう。



この構成で先日、テスト撮影を行なってみました。キャリブレーションが
うまくいきません。ですから、まともに撮影できません。

どうやらバランスに問題があるようです。

ということで、普通の構成に戻しました。焦点距離短縮用には焦点距離が
長めのレデューサーかクローズアップレンズを使うのが良さそうです。

いずれ、テスト撮影をしてみたいところです。

(2005年5月14日 追記)



AO-7が使えるというレデューサーも試してみたのですが、周辺の
収差がかなり目立ちます。 結局はクローズアップレンズ を使った方法
良さそうです。

これだと、機材の重量バランスもあまり崩れず、まあまあの結果です。

(2005年5月18日 追記)


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